ロレンソ後任、アレックス・マルケスのレプソルホンダ加入についてひとこと言わせて！
きのうは雨でしたね、濡れネズミです。
今日はアレックス・マルケスのレプソルホンダ加入について一言いいたい。とは言えみんな思っていることだろうし、妄想前回なんで気にしないでください。
ロレンソ引退が出てから、ザルコか、クラッチローか、みたいな雰囲気だったのに、そうなったらおもしろいだろうなーっていう最右翼のアレックス・マルケスが見事、ワークスの椅子をゲットしました。そこにどうしてもプロレス的な要素が見えてしまってmotoGPファンとしては困惑しております。
疑惑その1『ロレンソの引退』
プレシーズンのケガをが尾を引いてしまい、結果を残すことなくというか、引退に追い込まれてしまったロレンソですが、シーズン途中ではドゥカティのジジ・ダリーニャが引き抜きを考えているという噂がありました（ロレンソ引退後はその事実を認めています）。ロレンソとしても当時はホンダとの契約もあったし、まだまだトップに戻れると自信があったのだと思います。しかしその後思ったよりも経過が悪くカルメロ・エスペレータ氏（ドルナ代表）に引退をほのめかされる始末。ホンダとしても結果の出せないライダーを雇ってて、マルク・マルケスやレプソルに機嫌を損ねられたら目も当てられません。
「そうだ、契約が残ってるけど、怪我を理由に違約金なしで引退してもらおう！」
と、ホンダが考えたかどうかは分かりませんが、アプリリアみたいに、成績を理由にすると印象が悪いですからね。
レプソル？もしくはホンダ？もしくはドルナ
『これでアレックスを昇格できるな』
疑惑その2『ザルコ、中上の代役をする』
KTMでは速く走れないと、自ら契約解除を申し出て、就活浪人となっていたザルコ。
当初、ヤマハのテストライダーに収まるにかなぁと思っていた矢先、motoGP界隈にロレンソ引退の噂が広まります。正直、ヤマハライダーのラインアップは不動で、ロッシが引退を決めない限りシートは空かないような状況です。テストライダーのままで終わる可能性が高く、仮にロッシが引退しても、ロッシの異母兄弟のルーカ・マリーニが控えてますし、ルーキーが1年目から成績を出せるバイクとして名高いヤマハはきっとMOTO2ライダーには人気があるでしょう。
そんな時に降ってわいた我らが中上貴晶の代役としての話、
「これで、結果が残して、仮にロレンソが引退したら、ホンダにいけるかも。なんかクラッチローも引退しそうだし。よし！」
と、ザルコが言ったかどうかは知りませんが、ヤマハよりかはホンダだよね。TECH3時代にヤマハにはひどい仕打ちを受けたし。ペトロナスって何？ワークスマシン4台体制って何？
レプソル？もしくはホンダ？もしくはドルナ
『代役オファーに乗ってくれた。いくらザルコでもマルケス専用マシンで結果は出せないだろうし、クラッチローは本気で走るし。これでアレックスを昇格できるな』
すべてはシナリオどおり
レプソルというスペインスポンサーにスペイン人のマルケス兄弟、二人のネームバリューはトップクラス。レプソルの意向に答えたホンダとしては安泰、しかも一年契約、これは、公平性をアピールしたと考えるのが妥当と思います。しかしこれは、はっきりいって盛り上がりますよね。兄が速いのはもう当たり前ですし、どれだけチャンピオン獲得回数を増やすのか見ものです。弟は、兄を脅かすほど速ければ最高ですし、遅ければ兄弟仲が悪くなりゴシップ記事の対象にもなり違う意味で盛り上がりますね。よくない盛り上がり方ですが、必要悪な側面はあると思います。もちろんスポーツマンシップを称えあえるのがベストというのは間違いありません。
正直、こんなことを書いておきながら来年のmotoGPは楽しみで仕方がありません。その反面、いまだシートが決まらず振り回された苦労人ザルコや契約更改したにも関わらずいきなりチャンピオンライダーを取られたマーク・VDSチームには同情しかありません。スポンサーにはどういった説明をするのでしょうか？
レプソル、マルク・マルケス、ホンダという三角関係に翻弄されイバラの道を進むことになったアレックス・マルケス。
来年ホンダは、レプソルというスポンサーのために、兄マルケスの機嫌を損なわず速さを維持し、なおかつ弟マルケスが速さを発揮できるマシンと環境を提供することが出来るのでしょうか？かつてメインスポンサーを無くしたことによる負担はF1でもmotoGPでも味わっているのでそれだけは避けたいはずです。こう考えると一番の被害者はホンダなのでしょうか、、、。
Reference:autosportweb
